2025/01/25

■ あるく ■ 山あいの斜面


夜半過ぎにぼた雪まじりのみぞれがどんどん落ちてきました。明け方前には一面真っ白に...。朝は冷え込んで-5℃。凍結路。昼は晴れ間が見える予報。しかし、つくづく寒いです。

 「お日さまがぽかぽかとあたる南斜面の乾燥路を、クルマやヒトに出会う心配なくゆっくり歩きたいナ」と思い、昼前に、軽トラで15分、山あいのこの集落外れに。

 思った通り、どんどん晴れて6℃、除雪されたアスファルト道路は一部乾燥し、クルマも人もまったく見られません。静かです。雪融け水がサラサラと流れる音。

 集落の外れのお地蔵様と百万遍にかるく一礼して手を合わせます。


 お化粧してセンダグ(きれいなお召し物)を着たお地蔵様と、隣にある石碑は"百万遍"。いずれも津軽地方特有の習俗です。


興味のある方、詳細は、ググっていただいて...。

例:"青森県津軽地方では、村境に置かれた地蔵像が、病ボイ(追い)や百万遍の基点となるとともに、ムラや子供達を守り、病気退散等のご利益があるといわれ、庚申塔や二十三夜塔とも一緒に建立され、諸信仰と融合してきた。そして毎年旧暦 6 月 23、24 日を地蔵様の命日として、各集落の高齢の女性達が、村境や地蔵堂に祀られたムラの身代わり地蔵尊や、個々人がカナシイ(若くして死んだ)ホトケ、子供らを供養するために奉納した地蔵像らに供物をし、新しいセンダク(衣装)を着せ、顔を白く化粧して祭祀し、共食する習俗がある。"

🔗青森県立郷土館研究紀要 第36号, 2012. 3 小山隆秀

 お地蔵様はほぼ集落ごとに、また百万遍は集落の両端や田の要所要所にありますので、津軽地方には無数にあると言ってよいのではないでしょうか。とは言え、異文化圏の方には、その異様なたたずまいにドキッとする出会いだと思います。

 久々に、ゆっくりと舗装路をあるきます。

 スキーやスノーシューと違い足元に気遣う心配もなく、街中の雪だらけの歩道と車道を注意深く足を運ぶ必要もなくて、気が楽です。


 ぽかぽかと日が当たり、目を瞑ってあるいてもよいくらい心地よいです!

 1kmほどの距離を、2往復ほど、行ったり来たり。お日さまがまぶしくて目を瞑るとあるきながら眠ってしまいそうです。逆にお日さまに背を向けて歩くと、背中からカラダじゅうがじわ~っと暖まります。


 用水路の雪融け水が勢いよく流れ、そのサラサラという音、たまに雪がパシャリと水に落ちる音など、目にも耳にも脳にも、ほんとうに心地よいです。

 春先ならではの気持ちを、今日はひと足お先に味わった思いでした。