■ 「またキーボード...」でごめんなさい。今月上旬に売却した古いキーボードの、ちょっといつもと違う話。
■ 2003年頃の初期型ですが、当時はどのメーカーのキーボードにも標準装備だった「(数字)テンキー」をバッサリ省いた点が斬新でした。
■ 1970年代に機械式タイプライターからキーボードを打ち始めた私は、数字入力の際は、文字キーの上段で入力するので、PCのキーボードに別途テンキーは不要です。製品発表時には飛びつきました。
■ 20年たってイマ、売却することにします。レガシーデバイスのPS/2コネクタ。買ってくれる人がいるのかな。
■ この個体も、🔗10/19同様、幾度も分解清掃を重ねてきた個体です。
■ 出品にあたって、やはり最後の分解清掃をしました。
■ 個人的にPCの前では飲食しないので、飲料や食品のこぼし痕の汚れは無く、開けてみても汚れはあまりないです。
■ ただし、 外板パネルやキーには洗浄では落としきれない傷や汚れはあります。
■ また、通常使用時は見えないのですが、打鍵入力を受け止めるキー下の肉厚鋼板は、錆びやすく、この個体も錆があります。
■ 中古品にありがちな「Enter」「Space」キーのテカりや汚れは、無いです。この点で、この個体の白いキー群は、今どきの黒いキーよりヘタリ感がなくキレイなことがわかりやすいです。
■ いずれにしても、すくなくとも「清潔な状態」で快調に動作しますので、もし次に使ってくれる人がいたら、その人は気分よくお使いいただけると思います。
■ トップカバーとキーを外し、基盤の表裏はエアスプレーと刷毛で。
■ キートップは、台所用中性洗剤に浸漬します。
■ キー1コ1コを、スポンジでそっと洗い、水道水で数回すすぎました。
■ のち、1コ1コを、新しいタオルで拭きとり、数日間自然乾燥。
■ キレイに並べるのは手間ですが、整列させた方が、結局は乾きがムラなく早いです。
■ 手持ちの同種製品と見比べて気を遣ってていねいに組付け、最後はPCにつないで、動作を確認します。
■ いつものように、個人売買サイトに出したら...な、何か、異変が!
■ 自分的には、新品購入時に数万円したこのキーボードは、もし自分が中古品を個人売買で買う立場になったら、その現在価値としては、7,000円くらい...ならチと高いかな、と思い、6,000円からオファーしました。
■ いつもは、事情通なお一人かお二人が6,000円かプラスアルファでスグ入札かつ落札してくれるところ、今日は、ど、どうしたんだっ!?
■ 終了間際に次々と入札があり、システムのルール通り、10分延長、また10分延長を繰り返します...。
■ 1時間以上延長を繰り返し、7,000円を超え、1万円を超え、1万5千円を超え...。入札件数は57件に上り、ラスト8分の手動入力合戦に、私すら蒼ざめました。
■ ちょっとスリリングな体験をしました。コレ、レアなアイテムなんですか?
■ でも、いくらであろうと、私は使用をあきらめることに決めたんだし、次に使ってくれる人が、気分よく、この清潔で軽やかに作動するキーボードを楽しんでくれることを願っています。