■ 複数の方から質問されました。「『コット』って何?」
■ "テントを設営して、コットを組んで..."と🔗10/18に書いた記事に関してでした。
■ キャンプ等で就寝時に使用する『簡易ベッド』のことです。起源は、軍の露営や野戦病院の用途だと思います。
■ 脚をつけない「ローコット」と、つける「ハイコット」があります。トップ画像とすぐ下の画像は、ハイコット状態にしています。
■ ハイ・ローいずれにしても、趣味の「野営」で使うには、大き目のテントでなければ入りきらないです。
■ コットを愛用して20年前後でしょうか。その間、4台、いや5、いや...。
■ 実は、趣味の「野営」以上に、むしろ、ふだん使いだったりします。
■ 「車中泊」という旅のスタイルが流行りのようですが、私は惹かれません。それより、もう20年前後、仕事で、日常的に、自宅に帰らずに職場事務室にて就寝していた生活で...。いわば、『社中泊』ですネ!
■ 仕事が深夜に終わって、その後に自宅まで、2kmほど徒歩、または30kmほどクルマで、(つまり仕事場が2か所に分散していたというワケで)...という深夜の移動がイヤでした。深夜に吹雪の暗闇のなか、あるいたり運転するくらいなら、仕事場で数時間でも眠って、明け方のすがすがしい道を通りたいです。
■ いずれにしても、自宅には毎日必ず戻ります(私は30年以上、「泊りの旅行や出張」をしたことがありません)ので、自宅にいるのが夕方でも夜でもなく、むしろ真っ昼間で、その時に、食事やシャワーやシェービングや着替えなどをし、すぐまた仕事場へ。運がよければその日の夜に帰宅できるのですが、五分五分で「社中泊」です。
■ また、コットは、昼寝にも適しています。起きた後は、昼寝した仕事場から、温泉天国の青森県のこと、歩いても遠くて15分ほどの範囲に複数の温泉、クルマなら15分程度の範囲で選ぶのに迷う数の温泉がありますので、そこでグルーミングをして、また仕事場に戻ればよいだけです。
■ ですので、コットは、年に軽く200日以上は使ってきました。これに応じて、シュラフ(寝袋)も、年中、季節や気温に応じて複数使い分けているので、毎年初夏や秋に7,8枚の寝袋を洗う年中行事の原因となっています。🔗2023/8/15~20
■ 現在使っているコットは、トップ画像のHelinox製 "Cot One"という製品で、同製品はこれで2台目です。
■ フレームに航空素材の7000系アルミニウムを使い、超軽量超高剛性で、今使っているのは2014年購入ですので、今年でちょうど10年。シート面のピンッ!とした張りが、いまだに衰えず、設営するたびに驚きと感謝。5万円近い価格なので、家庭用ベッド並みの価格ですが、出した値打ちがあるなぁ、と、毎回つくづく思っています。
■ このHelinox Cot-Oneのフレームの一部が対策品に無償交換となったことがあり、その間、やはり仕事で常用することから、一時しのぎで、Helinox Cot-Oneソックリの中華パクリ製品をamazonから購入しました。1万円程度でした。手に取って広げた瞬間、「捨てよう」と思いました、が、まんまと製品に、わかりやすい製造上の欠損があり、返品し全額返金処理してもらいました。さすが、中華パクリ製品+amazonという、品質の低さにおいてはブレのない安定コンビですね。
■ 結局すぐに弘前市内のモンベルの店舗に駆け込み、ピンチヒッターにモンベル製のコットを2万円弱で買いました。
■ お、重い...。わかりづらい...。頭をひねり、汗だくになって、初日は30分以上かけてやっと設営。ら、布地の張りがまるで弱い...。
■ 毀誉褒貶のあるモンベル製品ですが、私は基本的に肯定派です。モンベル会員を25年くらいダラダラと続けていますが、私の生活では比較的メリットが勝る感覚があります。
■ 他方で、モンベルには明らかな失敗作が散見されます。たとえば「衣類も製品もそのデザインがことごとく、これ以上考えられないほど最高にダサい」のは置くとして(...そこまで言うって、全然「置く」ことになってないだろって!?)、衣類などのジッパートラブルは定番です。また、テント製品は、モンベルの場合、70年代からずっと「つりさげ式」のダブルウォールですが、調子に乗ってこの数十年間で「スリーブ式」をいくつか販売し、その全部が壊滅的失敗作で、今は絶無。
■ このコットですが、申しわけないが、失敗作でしょう。上の通り、無駄に重く、布地は張りがなく、慣れたとしても、組み立て15分、収納25分、いずれも、持ち運びと組み立てと収納には「屈強な筋力」と「設計者並みの製品知識をあらかじめ完備」していない限り、手を出してはならないと実感しました。いまだにカタログモデルですが、意地で売っている感が漂います。
■ モンベルとヘリノックスのスペックを比べます;
■ モンベル "フォールディグ・フィールド・コット"
質量; 6.6kg
耐荷重; 100kg
価格; 18,700円
■ ヘリノックス "Cot One"
質量; 2.2kg (モンベルの3分の1)
耐荷重; 145kg (モンベルの1.5倍)
価格; 49,500円 (モンベルの2.7倍)
■ ついでに、20年近く使って、いずれにも慣れている私の場合、展開と収納は
■ モンベル:展開15分、収納25分
...持ち運びと、短辺バー組み込みに、猛烈な筋力と指の力と、かなりのコツが必要。
■ ヘリノックス:展開4分、収納3分
...コツが必要。力は不要。
■ ヘリノックスの肝心の寝心地です(モンベルは置いといて);
■ 夏はひんやりサラサラ、冬はサヤサヤほかほかと、じゅうぶんに乾燥させたシュラフとの組み合わせは、軽やかそのもので、まさに夢見心地です。ベッドやふとんで眠るのとは、まったく異なる第3の睡眠の形態だと思っています。人に勧められるようなものではないのですが、私の生活では、なお、たいへん有用で、出会って良かったと、ずっと思い続けています。






