2023/08/15

■ なおす - 寝袋mont・bell #2を洗う


寝袋は、中3のときに初めて買ったスポーツ店の普及価格帯のものを始め、ここ50年近くの間さまざま試しました。70年代後半の高校時代に、初めて「mont・bell」製の寝袋を買いました。当時からロゴに・(ナカグロ点)が入っていました。

それなりに長持ちしました。その後、アメリカ製のsierra design製やNorth Face製を買った時期もあります。高額だったし、羽毛は、濡れると完全に役立たずですし、その他の点でもかなり気を遣いますので、使っていて楽しくないです。他方、国産のmont・bell製品が、「たいへん高品質」かどうかは実感しないのですが、一定基準は確実に満たしていて、価格に応じた満足感があります。

今は、「気兼ねなく洗える」という点で、mont・bellの化繊、しかも、#0から#7まですべてのラインナップを持っています(番号が小さくなるほど厚く、低温(冬)向きです)。現在のラインナップは、奇数番号で、偶数番号は、#2(と#0(0を偶数と定義するならば))のみです。が、私の手元には、かつてのラインナップの#4も#6もあります。

#2が、肩口からのドラフトを防ぐ現行モデルで言う「ネックバッフル」のついた最低機種で、最も使い勝手が良いです。

実際に使うのは、頻度順に、#2, #1, #0, #3です。#2は新旧3本、#1は新旧2本あります。廃棄した#2や#1も幾多あります。

なぜ同じ番手(厚さ)の寝袋をもっているのかというと、3シーズン程度で家庭の布団と同じくロフトがヘタるからです。

新品を1シーズン使って洗った際は、比較的ロフト(ふんわり感)は回復するのですが、翌シーズンまたその翌シーズンと洗うと、確実にヘタり、ペラペラ感に変わっていきます。使えるのですが、「#2」だったはずの保温力は、「#2.3」「#2.6」「#2.9」くらいの保温力になります。併用して、そういう番手として、天候に応じて使い分けます。新品の#3の方が軽くてふんわりして保温力が勝る日がいずれ来ます。そうなると廃棄。...していましたが、最近は洗って乾かしてモンベルショップに持ち込むと回収してくれます。するとご褒美にmont・bellステッカーをくれます、が、何に使えばいいんでしょうか、これは...(すみません、せっかく褒めてくれているつもりのところ)。

洗うのは、シーズンオフの夏に、まとめて何日もかけて、いや1か月もかけて、次々と洗います。今日、画像のように、浴室にてタライに洗剤と寝袋を入れて漬け置きし、明日、足踏みして洗い(人さまにお見せできないチョッと笑える光景ではないかと…)、脱水して(水を含んだ#0と#1は、家庭用のやや大型洗濯機7kgサイズでも、重すぎてちょっと厳しいです)、乾かすのに最低3日間程度。洗濯機で脱水しても初日は水滴がまだポタポタと落ちますので、屋外で、スノコのようなものに平置きします。私の場合は、すべての寝袋を逆さに吊り下げて保管しますので、ある程度乾いたら、そのまま何か月も吊るします。したがって完全乾燥できる状態です。

ただ、この一連の作業は、やっぱり考えるだけでめんどうです。本当は初夏の晴れて乾燥した時期がよいのですが、つい今にズレ込んでしまいました。