■ 今日は全般に曇り、ときどき晴れのち雷雨のち晴れ...。なんとまぁこの3月は天気が目まぐるしく変わることでしょう。
■ 昨日おとといは低温強風雨霙(みぞれ)の下をムリしてあるいたんですが、今日はおとなしく本でも読みます。
■ いったいどう発想したらこんな選択肢セットを出題するかな、と訝(いぶか)る例の単語集で、また楽しんでみましょう。
■ 適語を選んで補充します;
Janice sat at the piano and ( ) some music for her guests.
1. implored 2. imprecated 3. impeached 4. improvised
■ 1. を選んで訳してみましょう。
ジャニスは、ピアノの前に座り、客のために何か音楽を嘆願した。
...このジャニスさんは、お客の代表か仲介の方ですね。でも何でピアノに向かって座っているんでしょう。キミがいたら演奏できないじゃないか。ちょっとどいて。交通整理をしているその人自身が交通の妨げになっているような。
■ 2. を選んでみましょう。
i) ジャニスは、客の側に立って、いくつかの曲を呪った...?
ii) imprecatesome と、もし一語にすれば;
ジャニスは、ピアノの前に座って、客のために、何やら不謹慎な音楽を奏でた。
...想像すればおかしくてひとり笑ってしまうけど、やっぱり無理があるな。
■ 3. を選んでみましょう。
ジャニスは、ピアノの前に座って、客の側に立って、いくつかの曲を弾劾告発した。
...これは、上2.ii) のジャニスさんに対立して、「けしからん」と熱く非難する別なジャニスさんですね。
■ 4. を選んでみましょう。
ジャニスは、ピアノの前に座って、客のために曲を何か即興で演奏した。
... 英語だと、動詞も名詞improvisationも、その場の思い付きで興じて作曲されたり演奏される感じです。
■ 音楽ファンの方なら、Impromptu アンプロンプテュ 即興曲のことか、と、すぐ納得するでしょうか。が、音楽形式としてのフランス語風なimpromptuは、あらかじめ念入りに作曲されたものではあるが、ソナタ形式やロンド形式のような楽曲形式からフリーだという感じのネーミングです。真っ先に思い浮かぶのがショパンの、いやシューベルトの、と、人によりさまざまですが、いずれも、あの大きなスケールで美しく流れる曲は、洗練そのもので、その場のテキトーな思い付きみたいな破綻は、思い起こしてみると、やはりあるはずもないですね。