2024/01/30

■ まなぶ - おじいさんの住む街ってどんな所? 2 - 青森県立高校入試平成13(2001)年英語第5問


昨日の続きです。おじいさんは、2人の人に対して、まったく同じセリフ「この街の人たちも、ちょうどそんな感じじゃよ」とかって、ダイジョブか、このおじいさん、その認知能力に、そこはかとない不安が...、などと、よけいな心配をしてしまいました。ところが、傍らでお人形さんで遊んでいた孫娘が、おじいさんのその2回の同じセリフは正反対の意味に捉えられる、と指摘したところ、おじいさんの最後の答えは、...なんとまぁ、哲学者の深い答えでしたね。おじいさん、誤解しそうになって、ほんとうにごめんなさい。

 さて、この深遠な思想をもつ哲学者のおじいさんに対して、失礼な設問が...


問(2) 次の英文に続けるのに最も適切なものを、それぞれ1~4のうちから選び、その番号を書きなさい。

ア Every day the old man was at the gas station,

    1. and he worked very hard for the gas station.

    2. and he liked talking to the people.

    3. and said nothing to the people.

    4. and he played with his doll.


 選択肢を一つずつあてはめて、和訳してみましょう。

    1. 毎日、そのおじいさんは、ガソリンスタンドにいて、

        ガソリンスタンドで、一生懸命働いていた。

    …毎日「いらっしゃいませ~!」「ハイオク満タン、オッケ~!」と元気よくガソリンスタンドで働いてたんですね。

    2. 毎日、そのおじいさんは、ガソリンスタンドにいて、

        人々に話しかけていた。

    …コレを選ぼうかな。あの、出題者さん、“the”はいらないと思います(よけいなお世話です)。

    3. 毎日、そのおじいさんは、ガソリンスタンドにいて、

        人々に対しては何ひとつ口をきかなかった。

    …愛想のないぶっきらぼうな店員なんですね...。

    4. 毎日、そのおじいさんは、ガソリンスタンドにいて、

        彼のお人形さんで遊んでいた。

    …こ、これはそうとうイっちゃっているおじいさん...。け、けしからん!哲学者のおじいさんに向かってなんたることを!おじいさんを侮辱し受験生を侮辱して。出題者は、ちょっと前へ出てきなさい!...なんてネ。