2023/08/08

■ まなぶ - 大学の古い校舎の廊下

※ 大学発行の大学案内パンフ

画像は、都心にあるイエズス会経営の大学。創設初期の建物1号館1階です。きれいですね。

廊下壁から天井への補強リブが等間隔に置かれ、ロマネスク・アーチ形に処理されて、穏やかな雰囲気を作っています。

おととい見た教会基本構造の、束ね柱Pierが天井で収束する天井Vaultの荘厳な規模や美しさには遠く及びませんが、天井照明の形が何となくVaultを連想させる気がします。

壁面の上半分が白い漆喰風の壁、下半分が褐色の腰板という、気持ちが和み落ち着く配色で、ヨーロッパの修道院や個人の大邸宅風な趣を醸し出しています。腰を据えてじっくり思索するには良さそうですね。

この1号館の1階では、毎朝、文学部系の各学部学科の外国語の授業があるようです。かつて伝統的に教授する人はネイティブの外国人教授=イエズス会修道士で、始業と同時にドアに施錠して、遅刻者は入れない、入った者は出られない、という軟禁状態で、猛烈な外国語の特訓をしたという伝説が…。腰を据えてじっくりお勉強できる完璧な環境と言ってよいでしょう…か!? さぞかし外国語が堪能になって卒業するに違いありません…。今となってはもう昔の話でしょうか。