■ 地獄を巡り...
■ 不動明王にすがり...
■ 地獄の向こうに浄土の岸辺を見...
■ 彼岸にたどりつきました。
■ おぉ、硫黄が単体で析出しています。極端な酸性湖の水の青...。非日常的な雰囲気に満ちています。
■ 霊場 - 恐山(おそれざん)は、本州北端の下北半島にあり、同じ青森県でも、私の住む津軽地方からは陸奥湾をはさんで向こう側です。むつ市まで昼にクルマで無理なく行くなら4時間程度でしょうか。同じ県なのに、高速道路を使って仙台に行くより遠いです。行ったことが一度もなかったのですが、年来かねてより伝え聞き関心も高まり、日の出も早まったこの時期に、思い立って朝2:00に出立しました。16時間のクルマと徒歩の一日でした。
■ 信心に悖る輩が、少しは内省的になろうかとも思ったのですが、語り継がれる「地獄」の様相に、どうしても上方落語や江戸落語の無駄な諸知識が介入してしまい、真摯に受け止めた改心の道行きにはならず...。温泉の腐卵臭(硫化水素臭)に満ち溢れた地獄のエリアにて、火山ガス噴出孔に昇華した硫黄結晶や白濁した硫黄コロイドに瞠目しつつ、酸欠を危惧しながら巡りさまよい、1万歩のウォーキングを達成...って、やっぱり不謹慎そのものですネ。罰が当たって地獄行きになるかもしれません...。