2024/04/24

■ あるく - 柏村の田んぼの道


昨年と同じ日付で同じ撮影ポイントをあるきます。

 最近はクルマを多用して、あるくポイントまで移動していますが、今日は自宅からせっせと1万歩コースです。

 大型連休前で天候も良く、田起こしは昨年同様まだのようですが、近隣ではもうトラクターが入った田もあります。地域全体ではそろそろ水田の1年が開始した頃です。薄曇りの今日はこの後久々の雨の予報。田んぼはまだ、冬の眠りのぼうっとした表情ですが、近隣の溜池の水が田植えを前に年度で最高の水位を確保した満水状態です。昼にはゆるんだ涼風が吹き、連休明けにはもうみずみずしい光景となる、と思うと、気持ちがすがすがしくなります。

2024/04/23

■ あるく - 砂沢溜池


夜明け頃に、砂沢溜池に沿う農道をあるきます。

 「夜明けの水辺」の光景は、夜明けのグラデーションが水の鏡面に増幅されるうえ、水面に霧が立つので、特別な良さがあります。

 とはいえ、気温は4℃。あるくには、寒いです。今朝いまこの瞬間は、複数の鶯(うぐいす)のみなさんが、これでもかと競うように呼び掛けてきます。

 この上↑の画像のエリアは、下↓の溜池の対岸に見える森林側からの眺めなのですが、道幅は軽トラ1台分の狭隘路です。冬期はヒトの脚を拒む場所です。ゆえに、厳冬期は渡り鳥が多く集う場所でもあります。

 雪融けの今の時期は、植生がまばらで、水面の眺望がよく開けています。夏になると水辺の植物が鬱蒼と繁茂して湖面の視界が効かなくなりがちです。ここに限りませんが、同じ地点で季節によって眺めが変わるのも、またそれぞれ独特の風情があって、趣が深いです。

2024/04/22

■ あるく - 平滝沼公園


 津軽半島の西海岸にある平滝沼公園に。あえてバイパスを避け、午後の陽射しの中、昔ながらのいなか道の沿道の、民家の庭先に咲く梅や桜や辛夷(コブシ)の花をすり抜けるように、ゆるゆるとゆっくり20kmを30分ほどかけて、北上して海側に向かいます。

 ここも桜が満開です。

 広い敷地に桜の木を1000本植栽、という、いかにもいなかのお役所があり余る土地をふんだんに使って造成した公園で(?)、「桜祭」もあって、にぎやかなイベントも開催中...、の終わりそうな時間帯にわざわざ出向いてみるという...。何か世の中の捉え方に偏向がありますか、もしかして、私は...。

 お天気は、やはり昨日同様、晴れているのですが冷たい風が強く吹きつけます。とりわけココは日本海に面する海岸まですぐあるいて5分ですので、海風が身にこたえます。

 日曜のお日さまも傾きかけて、イベントや出店などの関係者は撤収作業中。来訪した客の流れも引き潮ですが、家族連れなどがまだ休日を楽しんでいます。肌寒いのですが、子どもたちの走り回る元気な声、車座になって気合いで飲むおじさんたちの元気な声(?)...、そろそろじゅうぶんお酒が回り、強烈な方言による大胆な放言と爆発する笑い声...。大いになごむ雰囲気です。

 敷地が広いので、公園のすみっこの静かなエリアにも、満開の桜の木たちがたたずんでいます。北縁の緩やかに落ち込むような傾斜地ですので、地面は、前年の落ち葉の下に湿った雪融けの腐葉土。スニーカーなどでは濡れて埋まるので人が寄り付かないです。知った上でヴィブラムソールを履いて来ましたので、一人静かなエリアをえんりょなく散策します。

 桜の木がここにも満遍なく規則正しく植えられて、それぞれが計画的に剪定された枝を伸ばし、傾斜地の下側から見上げると、まるで粗密の均されたぶどう棚のように満開の花を散りばめています。誰も気づいてくれないひっそりとした桜満開の広いエリアです。

■ ちょっと距離を置いて聞えてくる楽し気な休日の雰囲気のなか、一人で味わう「桜の棚」。「一歩引いたしあわせ感」みたいなこの雰囲気を味わいに、今年もやって来たのでした。