■ このシリーズ(?)(🔗10/1)まだやるつもりなの? という感じでごめんなさい。このくらいにしときます。
■ 検定教科書(『新しい国語』東京書籍(令和3年))の、芥川のお話の最後に、著作者の紹介があり、その見開き2ページの紹介の半ページを割いて『作家を知る』と称して、「作家について書かれた本」3冊の紹介をしています(p219)。
■ 媚びている...。
■ 教科書編集者と販売会社は、中学生に媚び、教育委員会採用担当者に媚び、売上とカネに媚び諂っています。
■ まるで、高等教育を受けた老人が、自分の興味からではなく、娘や孫娘の歓心をかおうとする一心で、ラノベを一緒に読み始めたりインスタやX(ツィッター)を始めたりして楽しがるようすをあえてするのと同じ、ムリな醜さを感じます。
■ "芸術作品に親しんでもらうために、まずは芸術家の身近な・人間的な・下世話な・ゲスい話題を"、"まずはビジュアルから入ろう"...などというアプローチだって、アリだろう...そのことは、否定するつもりは無いです。また、紹介されているその3冊を否定するつもりもないです。書名も内容も知らないですし。もしかしたら自分でも読んで楽しい本かも。
■ でもその安易なアプローチを、13歳を相手に、検定教科書の場で、しなくてはダメなものなの?
■ どうしてもこの商業誌を検定教科書の紙上で宣伝しなきゃダメなものなの?
■ それ以前に、作品そのものの魅力を13歳にさりげなく伝え、作品を手に取ってみたい気持ちにさせてくれる努力をしてはどうなの?