■ 国語教科書の、レイアウトに不満がある話その2...。
■ どのお話の最後にも、著作者の顔写真と経歴が必ずあります。
■ 文庫本や新書などは、著作者の顔写真を掲載していないのがふつうでは。
■ "教科書なんだから載せてよい/載せるべき"という議論があるのかもしれないのですが、ちょっと...。
■ 写真の写り方/写し方によって、見るすべての中学生の目には、カッコよかったり悪役風だったり、好みのタイプだったりその逆だったり...。それによって、読む内容の印象にも影響があったりしませんか。
■ でも、"国語教科書"に必要なのは、「言語を通じて何が書かれてあるか」じゃないのかな。
■ で、教科書の著述がきっかけで初めてその著作者に興味を持ったら、今どきの世の中、さらにどんどんその人の著作物に触れる手段は多様にあり、その過程で、顔や容姿や経歴など外見的な部分にいくらでも触れる機会があると思います。
■ 顔写真はその人のごく一面しか反映しない気がしますし、ましてやその書いた内容と顔写真は関係がないので、"教科書"にどうしても掲載する必要はない気がします。
■ やはり前回同様、著述内容にとって、"ヴィジュアルな要素"があるせいで、ことばとその内容以外の、余計な印象を混入させている気がするんです。