■ 牛乳パックをリサイクル回収に出す準備として、開きます。
■ カラになった牛乳パックは、あれば便利に使えるのですが、倉庫にあり続けても、火災保安上も衛生上も...。冬の"バラスト(?)"72本分も、春に水を捨てて、数か月間かけてじゅうぶん乾燥したので、そろそろまとめて処分しましょう。(cf. 🔗1/2)
■ 開くのがたいへんな作業です、が、やるしかないでしょう。
■ 牛乳パックのリサイクルは、法制度側や業界で期待したほど進んでいないようです。
■ グラフは、牛乳パックの回収率の推移です(🔗日本乳業協会(一社)"牛乳パックのリサイクル~現状と今後~")。日本乳業協会では、牛乳パック回収率50%以上の目標を掲げていますが、到達せず、むしろ最近は下がってきています。
■ "約1,700市町村の住民1人が、1年に紙パックを市町村回収に出した量を横軸に、集団回収に出した量を縦軸にプロットしています。「全体」というところを見ると、年々左下に落ちています。直近の2019年では、市町村回収の紙パックは85gということで、1リットル紙パックでは約3枚弱、集団回収は2枚弱となっています。"
■ 一般家庭の生活人にはハードルが高い要因として、私見ですが、以下ではないでしょうか。
・じゅうぶん洗って乾燥させる必要
・切り開く手間
・市町村自治体の回収では、加えて、「キレイに紐でしばって」という要求 (私の地元の自治体...コレは、一般家庭にとっては、非常にテクニカルでキツい作業です)
■ 以上より、一般家庭にとって、牛乳を注ぎ終えたら、内部が濡れたままさっさと燃えるゴミに捨てた方が手っ取り早いでしょう。
■ リサイクル回収された後も、
・工場にて、多くが、汚損品として失格となり、焼却処分に回される。
・牛乳パックは、紙以外に、パラフィンや、他にポリエチレンなど石油系素材との複合素材なので、リサイクルする際には除去する工程が必要、再生紙品質の不安定、ゆえに改めての純パルプ繊維混入の必要、など、リサイクル工程のコストやエネルギー消費量が大きい。
■ 牛乳パックのリサイクルは、多難なようです。