近所の郵便局
■「ずしん」と落雪の音。いつもと違う音なので、出てみると、2軒隣の空き家の屋根雪が落ちたようです。↓
■ 雪が多い冬です。
■ ↓のボイラー(H=180cm)は埋まりそうです。
■ 追加で、隣家から投下されそうです。
■ 屋根雪は悩みの種です。
wikipedia-片流れ
■ 今日の一番上↑のトップ画像は、地元のすぐ近くの郵便局なんですが、毎年、冬になってこの建物を見るたびに、惚れ惚れします。よくぞここまでキッパリ割り切った建築設計を!と。
■ 当地域に雪をもたらす季節風シベリア寒気団は、もっぱら強い西風です。防雪壁などは西面に建てるべきです。他方、一般的に、あちこちで屋根雪がいっせいに落ちるのは、昼過ぎの気温が高まる時間帯、すなわち太陽が南中を回って西に傾く午後の時間帯です。
■ トップ画像は、アンテナの向きで方角がおわかりの通り(?)、片流れの屋根が西斜面を形成しており、西面の屋根と壁は、徹底的に落雪・耐雪と換気通風が考慮されている一方で、郵便業務オフィスの入り口や窓口は、東側と南側に大きな明るいガラス壁として確保しています。
■ 昼なお暗い雪国の冬ですが、ここの郵便局の利用客は、強い風にもあたらず、明るく居心地の良い郵便局で用を足せる設計となっています。
■ 冬の悪条件と地元の落雪の条件を計算し尽くしたこの建物の建築士さんは、エラい。