2024/04/09

■ なおす - あるくシューズの手入れ


 今日は早朝のうち温暖で曇り、朝から雨が降り出しました。あるくのは早朝だけにして、あるくためのシューズの手入れを。ふだんの「ソール水洗い+ブラシがけ」に加え、皮革製品に保革クリームと色タッチアップを。保革クリームとタッチアップクリームで、手や作業台はべとべとに、タオルは2,3枚捨てることになります。そのくらいしてやればしばらくは快適に履き続けられます。

 舗装路には、New Balance MW880Gで。もう15年以上は余裕で経っていますが、ランニングシューズのように2,3年ですぐ寿命になるだろうと考えていました。ソールのかかとは「Shoe Goo」で補強しつつ、今でもほぼ毎日使っています。アッパーはゴアテックスのラミネートがありますが、もう母指球付近から浸水します。毎年1,2回アッパーごと洗剤とタワシで丸洗いしますが、今回は、明日使う予定なので、アッパーに水をかけてタワシ掛けするのみ。丸洗いはいずれまた。

 未舗装・不整路面(昨日4/8のような締まったジャリ道など)には、Montbell マリポサトレール というロータイプのトレッキングシューズ旧製品を。これはあるき終えたのちに履いたまま水とタワシでこすってすぐきれいになり、帰宅してウッドのシューキーパーを入れて乾燥させるだけのメンテナンスフリーです。今日はソールのみならずアッパーにも水をかけてタワシで泥とホコリを落とします。

 ヒモ式ではなくリールアジャスト式。この方式は半信半疑でしたが、2019年にラインナップ廃番処分となっていたのを機会に入手し、快適に使っています。脱着がラクで、トレッキングにはよさそうです。が、マウンテニアリング(本格登山)には、下りで締め付け力が足りないと思います。現行品は改良型が出てマウンテンブーツにも採用されているようで、大いに興味がありますが、私がイマ使っているマウンテンブーツは、依然ヒモ式です。

 同じく不整路面(おととい4/7のような低山の夏山トレール)に、また積雪時にも、画像手前のワークブーツを。これはあるくためのブーツじゃないのですが、Working BootsをWalking Bootsとして使っています。猛烈に頑強なつくりで、舗装路だろうと山岳路だろう雪道だろうと、平然とあるけます。また、意図せず小さめのサイズになっちゃったので、最強にゴツいつくりのくせに、意外にもクルマやオートバイのクラッチ操作にも使いやすく、防水性も保温性もないのですが、手放すことは生涯ないです。

 このワークブーツは、1982年の12月に、東京・新宿区大久保のICI石井スポーツでフルオーダーしました。以来40年あまり(え~ッ!、イマ、年数を数えてみてビックリ)、ヴィヴラム(モンターニャ)ソールをいったい何度張り替えたことでしょうか。アッパーの皮革は薄いのに、この40年間損傷はなく、何度でもソール貼り換え可能な頑丈なつくりをいやというほど実感しています。職人さんたちの徹底したプロ根性には頭が下がります。

 この間、ダナー製品やレッドウィング製品など他の製品も使いましたが、大味でラフなつくりで、5年ともたず...。でもダナー製品は、ヴィヴラムソール+ゴアテックスメンブレンのアッパーである点、重宝するので(とはいえ、ゴアテックスの効果はやはり折れ曲がる母指球付近からすぐ1,2年で浸水します)、あるく目的では使っていないのですが、買い次いで使っています(今日の画像には現れてないです)。

いずれも、毎回(毎日)、脱いでそのまま放置した経験はなくて、かならず汚れをブラシやタワシで落としてからウッドのシューキーパーを入れて乾燥させています。長持ちする秘訣だと思っています。