2024/01/16

■ なおす - クラシック・シェービング - 今日


昨日今日は、極寒の吹雪となりました。-5℃。雪も久々にまとまって積もりました。まだ積もりそうです。でも、この冬にして初めてという感じです。今日一日吹雪く予報ですが、でも明日の日中は、今日より12℃も高い+7℃の予報です。

 クラシック・シェービング。今日は、久々に、日本が世界に誇る(?)、大阪フェザー社製の、「特撰オールステンレス」ホルダーを使いましょう。ネーミングのセンスが...。

 フェザー製の「特撰」は、世界市場において「日本製」である唯一の商品です。販売市場は、日本以外の世界中すべて、という異常な商品です。しかも世界一「マイルド」で、徹底した「安全・安心」の設計思想です。

 他方で、素材は、この日本製も、またこの分野における多くの高価格帯のアメリカ製も中国製もそうですが、金属精錬と金属切削加工技術の、現時点における人類最先端とはコレだ!と言わんばかりの、精密な金属製品です。ちょっと恐怖を感じるくらいです。別に何の仕掛けもない、ただの金属部品なんですが、見て、惚れ惚れする、を通り越して、ゾっとするような切削加工技術です。危ないマニアなら、ため息とともに、放心して、10分、1時間、3時間と、見続けていられるでしょう...え、なんでおまえにそんなことが断言できるんだ...って?...(;^^A

 使用すると、「特撰」は極端に「マイルド」です。つまり、ベースプレートと刃(ブレード)の間隔(ギャップ)が狭く、刃の肌への当たりが弱い両刃カミソリホルダーで、肌を傷つけづらいです。と、そのことは、「よく剃れる」ことと取引関係にあります。初心のうちは、マイルドでないと怖いですが、慣れると、次第に、より「アグレッシブ」なホルダー、つまり、ベースプレートとブレードのギャップが広いホルダーが使いやすくなります。が、「アグレッシブ」な、ギャップの広いホルダーは、初心者にとっては見るからに恐怖でしょう。

 同じフェザー社製の替刃「ハイステンレス」(このネーミングのセンスも...)(左画像の白いプラスチック容器に(たった)2枚同梱)は、世界最強の鋭さを誇り、手にする者を恐怖のどん底に突き落とすのですが、このフェザー社の製品は、ホルダーの鈍さと刃の鋭さの対比が、極端すぎるようです。ま、それも魅力です。

 私は、「特選」をもう使わなくなりました。徹底的に安全マイルドすぎて、シェービングの効率がいまひとつです。これからも使わなそうです、が、何年も前に買ったときにはかなり高額でした。e-bayなどで売却したほうがいいかなぁ...と思って、イマ、イギリスの専門店で、現在の再調達原価を見ると...、唖然...。(画像右下)

※ 左;フェザー社ウエブサイト  /  右;Connaught Shaving U.K. 通販ウェブサイト
 フェザー社に対する恐怖感が、また一つ増えました...。