■ 子どもごころにつねづね思ってきたのが、"薪ストーブ", "草葺屋根"をもつ住居構造です。いまだに、生涯叶わぬ"あこがれ"でもあり続けています。
■ 画像左の草葺(くさぶき)屋根 は、屋根雪が落雪していないのに対し、画像右と中央奥の金属葺きの屋根は、きれいにどっさり落雪しています。
■ この冬の豪雪災害のうち主要なものの一つが、屋根からの落雪による人身物損被害です。
■ 茅葺(かやぶき)や藁葺(わらぶき)のような草葺屋根は、自然の断熱調湿性がありますので、夏涼しく冬暖かく、24時間365日通気性が確保され、素材はサステナブルな上に耐久性も高く、ついでに吸音性も良く、また唐突な落雪による人身被害がないという、個人住宅の屋根葺き工法としては理想的です。
■ 近隣在郷にも、いまだ草葺屋根の現住住居があり、そのたたずまいのすばらしさに見とれます。
■ ただ、現代の建築として多くの需要に気軽に応えられるかというと...。
■ 草葺屋根の現代における問題点は、"専門職人の激減", "維持・葺き替えの高額なコスト", "防火性の低さ"です。数十年に一度の葺き替えは、新築家屋1軒分より高額です。屋根材料としての茅や藁の流通はほとんど無いです。何よりそもそも決定的なのが、防災面で、建築基準法上の種別居住系の用途地域では新築など許可されることはないです。
■ 残念...。あるくたびに、貴重な光景を、いつくしんで眺めるのを楽しむことにしましょう。
