2024/01/23

■ まなぶ - インクの消費量 - パイロット 顔料インク 『強色』


「また手首が痛くなってきたんだ...」

「...って、まさか、また、ド・ケルヴァン(狭窄性腱鞘炎)とか、ばね指(靱帯性腱鞘炎)とかのこと?」

「うん...(泣)」

「今度は、何に書きまくったのさ?」

「古い有料の『地域電話帳』。捨てようと思ったら、万年筆にはすばらしく紙質が良くて、ついそれ1冊使っちゃって...」

「おばかだなぁ...また手術しなきゃだめになっちゃうよ!わかってたんでしょ!万年筆だなんて、仕事でもまともな社会生活でも、何の必要でもないんでしょ?」

「う、うん...。万年筆は、今どきもう実用には使えないし...。」

「ボールペンや鉛筆はまだ実用品だけど、キミって他の筆記具も使ってるんでしょ、このパソコンの時代に。それって、まるっきりただのお遊びなんでしょ? 」

「う...。い、いやっ、つけペンなら、お役所や税理士さんに出す文書やハガキや手紙には、ちゃんと実用...」

「いいから、しばらくおとなしく手を引っ込めて本でも読んでなさい!」

「はぁい...。でも、昨日で英単語集3周目を終えてワカったこともあったよ! 今使っているパイロットの顔料万年筆インク『強色』さ、英文25文ずつ毎日書いていたら、4,5日で1回インクを1cc補給するけど、こないだから鉛筆(Hi-Uni 10B)をヤメて(1/15ご参照)、万年筆だけで書いていたら、25文×4日で1本使い切ってたのが、1日に100文書いたら、ぴったりカートリッジを1本ちょうど使い切るから、つまりこういうことだよ (cf. 1/15)↓;

※ 『Pilot 強色』はインクカートリッジ1本


※ 傍記価格は1本あたり税抜価格。『Pilot 強色』は1瓶(30ml)の価格。

 ...っていうことだよ。『強色』は、太字で使う際のインクだけの値段だけど、コストパフォーマンスは、あれだけ寿命が短いとボヤいた太字ボールペン(2023/12/14)にすら及ばないんだね。しかも何万円もする万年筆本体は含まないのにね。これじゃぁ実用のためには使い続けられないね。趣味やお遊びなら...、う~ん、だったら、Hi-Uni 10Bの方が楽しいかなぁ。でもたまには万年筆でのびのびとさぁ...」

「...ふう、ぼくにも今つくづくワカったことがあるよ。」

「え? 何がワカったの?」

「キミにつける薬は、ないってこと...」