2024/05/03

■ あるく - 菜の花畑

※ 画像左上端にごく小さく有明の月

 すっかり有名になったらしい「岩木山麓 菜の花畑 - 鰺ヶ沢町」。夜明けに行ってみました。

■ 連休中に見ごろとなるので、昼はごった返すとのことです。今朝4:30頃の画像です。明るさは補正しています。

 朝4時半にして鰺ヶ沢町が設けた駐車スペースにクルマはすでに10台程度。地元の「青森」ナンバーは0台です。車中泊したようすの報道の人たちもハイスペックなアマチュアカメラマン風の人たちもいます。地元の津軽弁は通じないようなスポットと化しています。山麓のココはイマ少し風もあり気温1℃のようで、会話する息は白いです。

※ 朝5:00前ですが、けっこう三脚が立っています

 ココ、もともと今の通りのふつうの農家の私有地の菜の花畑で、連作障害を防ぐためか、毎年微妙に場所がちがいます。他にも近くに何か所か広いアブラナ畑があります。実は、このウェブログによく取り上げる「切通しの道」(4/11, 2/19などご参照)のすぐ近く、クルマで3分のところです。人里離れたここは、十数年来、私はチャリのトレーニングルートにしていたのですが、2010年代ころから観光スポットとしてめきめき人気が出てきてビックリ。花の時期には近づかないことにしてもう十数年。最後にこのルートをチャリに乗ったのは、自分の記録では2012年のようです。じゃあ今日は花の時期には12年ぶりに来てみたというわけですね。

 駐車スペースなんかもともとあるわけないんですが、何となく田んぼ1枚を重機でつぶしたふうな土のままのエリアに十数台停められるようにしたようです。が、周辺は軽トラしか通れないような狭い農道だけなので、観光スポットになっちゃったら、昼はヒトであふれ返りクルマは身動きが取れないんじゃないでしょうか。いずれにしてもよけいな心配ですが。

 さておき、菜の花は青空に映えますが、夜明けも佳いものだと感じます。青空とのコントラストのカップリングだけで摺りこまれた固定観念のある「菜の花」の構図は、「月と菜の花」、「日の出や日の入りと菜の花」などの状況では、晴天下ではキツい黄色も、薄明りの中にたたずむと、何か雰囲気が謎めいて、別な魅力を感じます。俳人の境地に少し近い...わけないか。

※ 日の出 4:33頃

 今日の月は第8フェーズの月齢24。下弦の月の後の三日月(有明月)。日の出のこの時間4:30は南西の空にいました(トップ画像の左端)。

 ひとまず見て満足しました。寒かったのであるきまわったりしないで、引きあげました。あたたかくなった昼に、ゆっくりと花満開のりんご畑に沿ってあるくことにしましょう。