2023/12/22

■ まなぶ - 安納芋



初めていただく安納芋。これが収穫される地方に移り住んだ人から送ってもらいました。ありがとう!

 砂糖を使った茶菓は全く摂らない私にとって「スイーツ」といったら、かぼちゃとさつまいもとにんじん(!?)(11/20)。かぼちゃは冬至の頃にはもう旬のピークは過ぎていて、備蓄できる農家の方がうらやましいですが、町の裏店に住む庶民にとっては食感も価格もちょっと...。そのタイミングでさつまいもをいただいてワクワクします(そのことを知っていてお送りいただいたものと思われる)。

 とはいえ、初めての謎の作物です。オーブンとトースターでのあたため方のガイドが添付されていたのですが、いつものさつまいもやかぼちゃのように、まずは圧力鍋で加熱してみます。

 さつまいももかぼちゃも、急に加熱すると酵素が失活するので、ゆっくり加熱してでんぷんから糖になってもらいます。

 初めての1個目。ピン反応温度に20分程度かけて上昇させ、その後15分加圧。いつものさつまいもの加圧時間より多めにしました。ピンが下りてからナイフを入れると...ゴリっとします...。まだかたいみたい。

 あらためて5分加圧。もっちりとやわらかくなりました。少しほっこりしています。中の色はやや淡い気がします。

 翌日すなわち2個目、加圧時間を20分に。圧力も最大に。ピンが下りるまで熱いIHのプレート上に放置してゆっくり減圧します。加圧時間は昨日と同じなのですが、連続加圧のせいか、中の色は濃く、とろとろに...。加圧しすぎたか...。色からしてかなり糖度が高くなったようです。(画像) しかも、クリーミーで、固形のまま掬(すく)えないので、スプーンで。

 甘い! 昨日より甘味が強烈に強くなっています。あと、ナイフを入れたときに立ちのぼる香りや、あつあつを口に入れたときの香りが、南国風でエキゾチックです。

 これは、本土のさつまいもの代表的品種「紅あずま」「紅はるか」のホクホクとした感触や和三盆のようなハラリとした甘さに対して、濃厚な甘さといいトロリとした感触といい、まるで違う作物なんですね。 貴重で不思議な体験です。たくさんいただいたので、まだしばらく楽しめそうです。

 さつまいもの仲間なので、寒さに弱いようです。土付きのオブジェとして、机の上にでも飾っておこうかな (^^w