2023/11/12

■なおす - シェービング - 今日


すっかり寒くなりました。昨日今日はアラレがバラついて、一瞬路面が白く覆われました。

 外気温も下がって、シェービングの画像は、シェービング中はお湯で曇ってムリなので、終わって洗って後に。

 ホルダは、毎回分解して洗浄します。が、人によるようです。分解するのは刃の交換時だけの人も多いようです。毎日交換の人はよいですが、一般に3日程度で交換であれば、錆びたりはしないでしょう。1週間使わずに放置すれば刃は錆びていますが、ステンレス製のホルダなら、きれいな鏡面加工は水程度には腐食などの影響はされず、一生ものだと思います。

シェービングブラシは、1つあれば実用上はいいのですが、毎日シェービングするならば、翌日はまだ乾かない状態でまた使うことも多いですので、つい2つ目、すると3つ目と、購入してしまいがちです。

 しかも、ブラシもまた、マニア心をくすぐる蘊蓄に満ちているようです。

 天然毛か人工毛か、ノット(knot; 植毛部分)の直径やデンス(植毛密度)やレングス(毛の長さ)、柄の材質、など、組合せは多く、どれも魅力的です。

 天然毛のうち、今日は、いちばん貧相に見える「豚毛(Yaqi製)」を。買ったときは、他の毛に比べて、あまりにノットが細く、しかもデンスが粗(まばら)で、工場のしくじり品だと思ってしまいました。

 豚毛ブラシは、毛の1本1本が太く、最初は、ゴワゴワと硬く、泡立ちも悪く、しかも使用後に乾きづらく、安いだけで何もいいことはないと思いました。が、1年2年と使い込むと、太い毛の先端が、いわば「枝毛」状に細かく割れます。使う直前に、じゅうぶんに水かお湯に浸しておくと、泡立つ毛先がソフトでシルキーですが、根もとは水を含んでいっそう太くなり、柔らかいのにコシがある状態となり、乾燥した強面(こわもて)の状態とはまるで表情が変わって、フレンドリーで使いやすくなります。泡立ちは他の材質に劣らないのですが、泡もちの時間が短い点で劣ります。でも気負わず毎日淡々と快適に使って石鹸分はあっさりすっきり洗い流せます。

 これに合わせるシェービングソープは、今日は、イタリアのこれまた定番の「プロラッソの白チューブ」。固形石鹸ではなく、歯磨きペーストみたいなフォームです。これも、手軽な使い勝手といい、その軽い爽快な香りといい、毎日淡々とすっきり...に向いています。