2023/11/14

■ まなぶ - 単語集を書く 14日目 - パイロット「強色」とプラチナ「カーボン/ピグメント」


万年筆と鉛筆で毎日100語(100の例文)を書き進んでいる単語集。11/1から開始したので、今日は1301-1400まででした。(この単語集の単語は2100まであります)

 毎日、鉛筆で50文、万年筆で50文。そのうち万年筆は、「強色」の黒で25文、「強色」の青黒で25文です。例文1文あたり単語数は平均15語ですので、1本の万年筆で毎日約375語を書き進んでいます。

 今月この「強色」インクは何度か補充しました。空(から)になったカートリッジに、シリンジで、溢れない程度に八分目付近(約0.5ml~0.8ml程度)に充填しますので、毎回微妙に量は異なりますから、これまで何ml使ったかは不明です。

 ただ、やはり、2本の同じ万年筆(Pilot Custom 742 S)のカートリッジは、毎回ほぼ同時になくなります。

 文字サイズは、デカいです。鉛筆10Bでは新聞の本文活字程度ですが、万年筆のペン種 S(極太に近い)では新聞の見出し並でしょう。インクの減りは速く、カートリッジ1本が3~5日程度です。書く速度はかなり速い方で、例えばの一例ですが、ペリカンM800以下の硬いニブなら、紙にもよりますが、ペン先からインクが飛び散りそうです(とはいえ、筆圧はかなり弱い方だと思います)。その紙ですが、読後不要になった単色印刷の書籍やマニュアル類のうちから、紙質が良さげなものを選んで、裁断し、単票にしたB5かA4用紙に、プリンタで天地20mmの罫線を強引に印刷して、活字の上から書いています。...私が万年筆を使うとすればこんな「異様な」「野蛮な」使い方ですし、私が自分の使い方でどのくらいインクの減りが速いのかを今後のために計量していますから、日本で圧倒的に多数派を占めるペン種 F や EF で大事なトモエリバーやグラフィーロに3枚5枚としずしずとていねいにお書きの方(それが普通ですよね...)にとっては、まったく参考にはならないでしょう。すみません...。

 さて、11/1から初めて使い始めたパイロットの顔料インク「強色」を、年来なじみのあるプラチナの顔料インク「カーボンブラック(C・ブラック)」「ピグメントブルー(P・ブルー)」に比べたとして、気づいた違いを;

 パイロット「強色」黒;プラチナ「C・ブラック」より、黒さの色合いは、やや茶色味を帯びてほんの少し黒味が薄いかもしれません。滑りの良さは、いずれも区別がつかないほど良好です。いずれをとっても、「太字+顔料黒」は、万年筆を使う悦楽の極みに位置することを実感します。

 パイロット「強色」青黒(ブルーブラック);プラチナ「P・ブルー」とは、青黒vs青ですので、色は比べられないのですが、「強色」は、「色彩雫・月夜」に似て、あれほどではないにせよ書いた直後はごくうっすらと緑のニュアンスがある気がします。深々とした陰影のある実に良い色で、大いに気に入りました。ただし、乾燥後はレッドフラッシュが強いです。紙への載り、裏抜けの無さでは、「強色」が「P・ブルー」より優れています。

 以上から「強色」は、顔料成分が強い(微粒子が荒い)可能性があり、万年筆へのダメージは、たとえばプラチナ「P・ブルー」より大きそうです。

 なお、「万年筆を使う」目的のための手段として「英単語集」を使っているワケですので、難しい英単語なんかアタマに入るわけがないじゃないですか、アッハッハ...。

 引き続き、勤勉に学ぶ方にとっては本末転倒不倶戴天の趣味を楽しんでいこうと思います。