2023/07/13

■ まなぶ - 「社会にお返し」- ジョブスのスピーチ


今日の「英単語を書く」は、1201-1300まで。

今日の例文1285: The guest speaker made an inspiring speech in which he urged graduates to give something back to society.

招かれた話者は、卒業生たちに、社会に恩返しするよう促す、気持ちを奮い立たせるスピーチをした。

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この例文は、スティーブ・ジョブスがスタンフォード大学の卒業式でしたスピーチ(Commencement Address at Stanford Univ. 2005)を意識していますネ、きっと。

このときの内容は、感動的で、日本でも高校3年生の英語の検定教科書や副教材で全文や一部が採り上げられたりしました(ex; 三省堂Crown III (画像))。

「点をつなぐこと」「愛することと失うこと」「生きることと死ぬこと」(拙訳)の3つの要点でした。私のようにぼうっと生きた人間には、第1点の要旨「積み重ねた努力を無駄にしない」という戒めに心が痛みます。

Windows95以前のDos V時代に、カリグラフィに傾倒していたジョブスのこだわったApple Macの美しいGui画面は、大いに感動的でしたが、研究者にも高嶺の花(日本ではCanon関連会社が気の遠くなるステキな値で売っていたので)、たいていの日本人には縁のない遠い国のあこがれでした。

 30年後の今は、Appleのi-OSでもWindows 11でもなく、高額なOSライセンス料の息苦しさから完全に解放されたLinuxディストリビューションを、快適に使っています。時代は変わったものです。

■ すべての科学技術は移ろい色褪せるのですが、でも、ジョブスの言葉のような先人の知恵は、だれの人生のどの段階でも、常に新しい響きを失わないものですね、きっと。