■ 氷点下の真冬の日々が続いています。でもせっかくなので、真冬の日曜日の気分を味わおうかなと思い、またヒトのいない雪原を、ひとりしずかにあるいてみることにします。
■ 今日は、堺野沢大溜池に行ってみようかな。夏はハリエンジュ(ニセアカシア)の花の良い香りでいっぱいなのですが(2023/6/16)、冬は一面雪原となり、湖面と湖岸の区別がなくなって、ヒトが近づける場所ではなくなります。
■ 小さな雪崩がそのまま湖面に落ち込んだ斜面や起伏のある小さな沢筋を、何度かトラバースすることになりますので、スノーシューではムリな地形です。今日はノルディック・スキーのうちのクロカン・スキーを使ってみましょう。
■ 板はスケール(鱗)付きのクラシックです。ワックスは湿雪用を塗りこんであります。しずかにゆっくり、新雪にトラック(軌跡)を刻んで進みましょう。
■ さっそく、アカシアの花香る初夏にご紹介した湖畔の道に取り付きます(2023-6-16 ご参照)。同じポイントから撮影します...おや、やはり私より先に、深い新雪をこいで散策を楽しんだヤツが...。
※ 2023-6-16 同じポイント
■ このエリアの食物連鎖の頂点を構成する生物は、フクロウとトンビでしょうか、思いのほか巨大な個体が多いです。ウサギや子猫など格好の...。キミはその警戒心すなわち臆病さゆえにひとり孤独に生き延びて、狩りを楽しむ毎日なのかい...。
■ などと考えると、ひとりしずかに、という気がせず、妙に気持ちがにぎやかです。
■ 遠くの景色に目をやると、複雑な形状のこの溜池の四季の風情は、実に心に沁みます(トップ画像)。近々、ポットに紅茶でも入れて、ひとりしずかにすわってひと休みするひとときをもうけたいものです。
■ 何年ぶりかの「歩くスキー」は、なかなか要領を得ず、ふらついたり息が上がったりしたのですが、そのうち勘を取り戻して、軽快に進めるようになってきました。
■ でも、大溜池を1周回ると6km程度あります。無雪期は速あるきと下り坂はランニングを組み合わせて1時間程度。雪原で慣れないクロカン・スキーでは倍以上かかりそうです。周回せずに、戻りましょう。
■ さっき自分が刻んだトラックをたどります。