2024/02/19

■ あるく - 切通しをスノーシューで

※ これが自宅から軽トラで20分の「非日常」...。ちょっと不思議でもあり、うれしい気持ちにもなります。

おととい2/17の、冬季閉鎖道路をあるいてみます。


 軽トラを置いて、上の画像正面奥に見える雪原をあるいて登ってみます。この道は、丘陵地帯の直線路で、ジェットコースターのような急坂のかなり広い直線の農道です(2023/3/26)。この画像の手前側(振り返った背後)は、谷状の深い森林になっていて、雪解けは遅く、除雪のホイールローダが道中央にどっさり雪を積み上げていて、袋小路状態です。軽トラを置いた箇所は十字路で、左右にごく細い舗装農道が走ります。この右側は集落に下り、唯一開通しています。左の道はりんご畑とその奥が林道で雪の壁となっていて、これも当分通れないでしょう。

 スノーシューを履きます。冬にもあるけるようにと、1997年頃に、アメリカ(REI.Coop)から通販で買いました。最近は数年ごとに数回使うのみです。でも、こんなに長持ちするとは。今後活用の機会を増やしたいです。他方で、剪定作業をする農家向けにホームセンターの店頭で売られている手軽なプラスチック製のカンジキも何度か使いましたが、連続してあるくのには適さないことと、破断や破損が多く寿命が極端に短いので、今はもっていません。

 前を見上げると、動物の足迒以外はない、きれいな雪原!

 でも、重く湿った雪に、息が上がり、汗だくになってきました。半袖Tシャツ1枚でもいいくらいです。

 振り返ると、意外にも高所感があります。

 4枚上の軽トラ画像の、最奥左手に見える最も高い斜面に登ってみましょう。すぐ上のこの画像の右手のスロープを上がります。知らない方の畑に失礼します。


 なんてすがすがしい!同時に、怖いくらい高いです。近くの廻堰大溜池の白鳥や雁のにぎやかな声がよく聞こえます(高い山の山頂では意外に高速道路を行くクルマの音がよく聞こえるのに気づいたことはありませんか? 八甲田大岳・岩木山・岩手山・鳥海山のいずれでも経験できます。今度機会があれば耳を澄ませてみてください)。黒い軽トラが画像中央右にポツンと見えます。

 それにしてもここで日常的に脚立に上がってりんごの木の作業をするのは、めまいがしそうですが、なんだか気持ちが現実から離れて世界観が変わりそうです。ステキな体験をさせてもらってありがとうございました。気分よく降りることにします。