2023/11/07

■ なおす - 除雪機整備


除雪機の話。7/28に書いた通り、夏の間、毎年のルーティーンでバッテリのメンテもしたのですが、2台あるうちの1台、Honda-SB690という、押して除雪するタイプのものが、満充電バッテリを装着した翌日にバッテリ上がりとなります。リーク? バッテリ結線経路も点検して緑青もブラシ除去してるし、そもそも電装部品なんか無いに等しいのに...。オルタネータ? た、高くつきそうです...。

 20年毎年お世話になっているホンダ屋さん、近年は、除雪機が急激に普及し、整備が追い付かないようすです。年々、整備がたいへんそうで、昨年は10月に整備に出したところ、雪も積もった12月下旬に仕上がりました。忙しい中催促するのも...。黙って専門家にお任せしてきました。お手数をおかけしてなんだか申しわけない...。今回も相談したら、「不明な銘柄のバッテリを自分で交換しない方がよいかもしれない」とのことでした。

 セカンドオピニオンとして、クルマやオートバイのお世話になっている整備士さん(F. Garageさん;仮称)に泣きつき、今回初めて、2台とも持ち込み、そうとう入念に診てもらいました。ちなみに、このF.Garageさんには、ステキなクルマやオートバイが常に入庫していて、しばし現実を忘れて夢の国に迷い込んだ錯覚を味わえます。オーナーの皆さんから寄せられるブ厚い信頼感が漂います、が、邪魔にならないように遠くから眺めます。

 バラしてもらった除雪機を見て、現実に戻ります...。どちらも経年変化が激しくてツラいようです。

 うち1台の、シュータータイプ(雪を飛ばすタイプ)HS-970は、オーガ奥ブロアのメインシャフトなど経年によるガタつきが激しいものの、今回、入念に分解整備して何とか余命を保てそうです。

 他方、問題のSB-690は、バッテリやオルタネータを疑ったのですが、バッテリの健常性は2台とも問題ナシ。逆に12V規格バッテリがアイドリング時に16V以上を示すので、ますます疑問。ホンダ除雪機の専門家に問い合わせたら、電装品が存在しないので、オルタネータもそのレベルで正常カモとのこと...。素人の私の理解力ではじゅうぶん腑に落ちないけど、まぁ悪いことじゃなさそうですので、この問題はいったん解決。

 それとは別に、一般に「キャタピラー」などと登録商標で呼ばれる「クローラ」部分ですが、亀裂が入っています。数年ごとに定期的に交換してきたのですが、今回も、「コレまずいかな」と思って相談したら、「コリャまずい」とのこと。交換することになりました(画像;左側にあるメーカー製品(年式違いですが)の写真の角度から撮影した整備中のものが右側)。押すだけしか能がないこのタイプは、クローラにかなりの雪の圧力が加わるので、ゴム部品やプラ部品の芯には鉄を入れて強度を確保したパーツばかりだそうです。造りが、まるで、プラスチックを知らなかった昭和の時代の工業製品みたいです。作業にかなりの苦労をおかけしそう。金額も...。でもまだまだ使いたいので、この機会に。

 以上で、だいぶ納得がいきました。インフォームド・コンセントのある整備士さんは、ほんとうにありがたいです。もう来月から除雪機を使うのか...。でも、次の除雪期間は、これまでみたいに恐る恐る使わなくて済みそうです。