■ 私の地元の県立高校の過去の入試問題の英語の読解問題を、またいっしょに読みましょう。なお、英文を私の拙い和訳にしてあります。
※ 私は中高生のいる家族でもなく学校関係者や業界関係者でもありません。末端の庶民が外野席から、お気楽に連想して、眺めているのみです。
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3. 次の英文は、和雄君と彼の友人のRobby君との対話の一部である。
R;やあ、和雄君。
和;やあ、ロビー君、入ってください。母と私は、あなたのためにちょっとしたランチをつくりました。
R;どうもありがとう。
和;どういたしまして。キノコ・スパゲッティが気に入ってもらえればいいんだけど。
R;キノコ・スパゲッティは大好きですよ。毎年私の町では、きのこ祭りが行われるんです。
和;それはいつあるんですか?
R;8月です。町でいちばん大きなお祭りなんです。
和;どんなことをするんですか?
R;たくさんのきのこを、料理して食べるんですよ。
和;そうですね、青森県では、去年、新種の白いきのこが開発されたんですよ。名前は「ハツユキタケ」というんです。「ハツユキ」とは冬最初の雪のことです。
R;へえ、きれいな名前ですね。今日はそれを料理したのですか?
和;いいえ、違います。ハツユキタケは、来年から発売される予定なんです。さて、食べましょうか。
…
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■ Robbyクンは、外国のキノコ名産地の町から来た人なんですね。他方、和雄くんのセリフからわかったのですが、「初雪茸(ハツユキタケ)」というのは、未発売の新種キノコなんですね。
■ しかも、互いにキノコにゆかりがあるとはイマこの時点まで知らず...。
■ しかも今日のおもてなしメニューは、キノコ・スパゲッティ...。
■ キノコの新種開発情報に関して、他の一般的な地球人より、非常に詳しい方...一般に市場に出回る発売の2年前から新種キノコに関する情報を持っている和雄君って...。
■ 想像なんですが、Robby君は、キノコが取り持つ町の縁で、青森県三戸郡田子町かどこかに交換留学生で来日ですか? でもそのわりに、和雄君は、Robby君の町の「キノコ祭り」は知らなかったのか...。
■ ホスト側の超絶キノコ・マニアの和雄君のおうちは、青森県産業技術センター農林総合研究所にお勤めのお役人の方のご家庭とかではないでしょうか...全部デタラメな空想です(;^^A
■ キノコに関するニッチでエンスーでマニアな会話を、1万人あまりの青森県立高校受験生が、大して 大きな興味を抱きつつお付き合いいたしま せん した。青森県行政をもろ手を挙げて称揚する出題者の方は、組織内では間違いなく有能な方ですね。
■ 「初雪茸(はつゆきたけ)」は、青森県の肝いりで新種開発した目玉商品のようです。しかもトップ画像を見ると「県の試験場が長い期間をかけて開発」「マツタケのような香りが楽しめる」とまで青森県庁製作のサイトで豪語しています。でも開発されたとおぼしき1999年以降、青森県に住むネイティブ津軽人の私は、食事の場でも売り場でも一度も拝見したことがありません。今、ググってみると...(ioi;